トラディショナル型サーチファンドは、将来の経営者になりたい若者(サーチャーと呼ばれます)が、10~20人の投資家から資金を集めてファンドを作ります。そのファンドを通して、サーチャーは、「1社」を見つけて、その企業の経営権を得るための株式を買います。その後、その企業の価値を中~長期的に高めるように努力します。

この考え方は、1984年にアメリカのスタンフォード大学で生まれ、その後世界中に広まりました。ビジネススクール(MBA)の卒業生など、ビジネスに関心のある人たちが多く取り組んできました。これまでに全世界で700件以上のトラディショナル型サーチファンドが組成され、多くの若者が「買収を通じた起業」というキャリアを追求してきました。